フツウをかきまぜる日々

“ひと”にまつわる事柄を、自分の経験とマンガや映画などを絡めて描きます。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ハゲの権利擁護。そしてハゲからの解放。

高校2年の時、クラスで班をつくり、班ごとにテーマを決めて数コマにわたって研究・発表するという「課題研究」の時間があった。 今思えば2000年から導入された「総合的な学習の時間」を効率的に潰すために教師たちが設定したようにも思えるが、そんな邪推と…

Gotchに考える「夢に挑戦するのに年齢は関係ない」神話を疑ってみる話。

数々の賞を受賞し、アニメ化・実写映画化までされた小山宙哉の漫画「宇宙兄弟」。 この作品では主に「挑戦」というテーマに重きが置かれている。 先に夢をかなえ宇宙飛行士になった弟・日々人を追いかけ、31歳ながら宇宙飛行士試験にチャレンジする主人公・…

「え、てか彼女おるん?」という質問の落とし穴

「え、てか彼女おるん?」 何年も会っていなかった男友だちと久しぶりに連絡を取ることがあり、じゃあ飲みにでも行こうかと言って飲みに行ったものの、1時間程度お互いの近況や仕事の話、共通の友人の話題など一通り話し終わった後、訪れる沈黙…。 それを避…

石巻市大川小学校で感じたこと。

東北での強い地震。皆様大丈夫でしょうか。 暴力的に奪いとっていく災害に、どうしようもなく恐ろしさを感じてしまいます。 昨年石巻市の大川小学校を訪れたときに感じたことをFacebookから再掲します。 宮城県に住んでいるにもかかわらず恥ずかしながら宮城…

ジャンプ漫画に見る「あの年齢になってしまったジレンマ」

「いつの間にか高校球児が年下になってしまった…」 大人びたおにいさんだと思っていた高校生の年齢を追い越してしまったと気付くとき、 私たちは年月が過ぎ去り、いつのまにか年を取っていた自分に気付く。 そして本当に自分は幼いとき思い描いていた「おに…

AKBのCDを買う恥ずかしさを超えた先にぼくらは真の勇気を手に入れる。

TSUTAYAのCD売り場でアルバイトをしていた6年前、音楽のデータ化が進み、どんどん先細りしていくCD販売業界にとってアイドルの新譜は生命線であった。 特にAKB48は「ポニーテールとシュシュ」「ヘビーローテション」などその人気は絶頂にあり、その派生グル…

脱!「わかった風おじさん」への道

みなさんの周りにもいるのではないだろうか、わかった風おじさん。 部下や学生など年下の人の意見に対し、 「うんうん、ある、あるよね~そうゆうこと」 「俺も若い時はそうゆうことあったなあ」 と、したり顔で若い人の悩みはすべて理解しているかの如くふ…

ぼくらはサイヤ人ではない。地球人だ。

先日仙台市内で行われた地方創生のイベントに参加した。 「どうすれば仙台を盛り立てられるのか」をテーマに、仙台で活躍する若者4人が発表・トークセッションする形式だった。 4人はそれぞれ学生起業家、イベントプランナーなど、20代前半ながら錚々たる経…

トイレ。その深淵をおおいに語る。

トイレ。 それは家の中でもっとも心安らぐ場だと言っても過言ではない。 子どものころトイレにこもって漫画を読むのが大好きで、家族が用を足したいにもかかわらず、私がトイレから出なかったのでトイレ漫画禁止にされ、ズボンに漫画を挟んで持ち込み、隠れ…

ボランティアを日常化するために髪型をツーブロックにしてみませんか

学生の頃一緒に東日本大震災のボランティアに取り組んだ友人から、 「ボランティアはどうしたら日常化するのか?」というテーマで記事を書いて欲しいと言われた。 甚だしく難解なお題である。 もちろん私は専門家でなく、学生時代はプレイヤーとして、社会に…

男の居場所のつくりかた(1)「なぜ今男性を支えるのか」

現在、仙台市で男性の男性による男性を考えるための「男の勉強会」を主宰している。 「男は一家の大黒柱として妻子を養わなければならない」 「男の子なんだからいつまでも泣いてちゃダメ!」 男は強く、周囲の人に頼られる存在として期待されがちである。 …

星野源、その童貞力。そして童貞抑圧。

TBSのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が人気だ。 設定の面白さや脇を固める俳優陣の厚さはもちろん、新垣結衣の圧倒的な可愛さに話題が集まっている。 人間界の業をすべて解き放つような微笑みをたたえながら「恋ダンス」を踊る新垣結衣からどうしても目を…

ニートはこうして生きている。

7ヶ月に及ぶニート生活が終わりを迎えた。 ニートの定義は様々であろうが、 not in education(教育) , employment(雇用) or training(職業訓練) という言葉通りなら、私は紛れも無いニートであった。 後半の3か月は大学院入試のため毎日図書館に通いせ…